FC2ブログ

キントレスキーの墓場

主にDMやアニメの事を書き連ねるブログです。

採用理由の説明もできないの?




TCGにおける論理的思考とは、非常に価値のあるものだ。


ゲーム中の事象や経験を理論化・言語化を通して自身の中に落とし込むことで、その時々にベターな選択を出来るだけでなく、プレイヤーとしての力量も高めていくことができる。

しかし同時に私はこのTCGにおける論理的思考ほど、ゲームをするにおいて危険なモノは他に無いとも考えている。


今回の記事はこれの取り扱いを誤ったことで足踏みを繰り返した私の経験則から書いたものだが、私と似て理屈めいたプレイヤー達が同じ轍を踏んでしまわないよう今一度これらについて考え直す機会になれるなら幸いだ。






◼︎危険性


では、TCGにおける論理的思考には一体どのような危険性が潜んでいるのか。私が危険視しているのは主に以下の三つだ。


⚫︎理論が間違っていた場合のリスク
⚫︎理論は間違っていないがそれ以上の解が存在する場合のリスク
⚫︎柔軟性の消失





⚫︎理論が間違っていた場合のリスク


そもそも自身の構築した理論が間違っている場合がある。


例えば施行数の少なさから起こる失敗。本来は間違っている理論なのに、デッキを回す回数が足りなくてそれに気付かないままトーナメントに臨むなどのケースだ。

持論を過信する余り「この対面はこれをこうぶつければ勝てる」といったような机上論に頼って、本来必要であるはずだった対面練習や事象の確認を怠るもしくはその回数が足りないなどの場合にはこのような状況に陥りやすい。

こういった例のように論理的思考に頼りすぎると、いざ持ち込む理論が間違っていた際には大きな痛手を負ったり遠回りをしてしまう恐れがある。


TCGにおける理論は基本的に経験則に基づくものだが、しかし対戦相手もまたメタゲームという名の知の集合体である。

だから正しい理論というものは、日々変化して然るべきなのだ。

TCGにおける理論は一方通行ではない。メタゲームは驚くほど流動的だし、採用カードも週を跨ぐ毎に目まぐるしく変わる。先月通用した理論が今週は全く通じないなんてことは日常茶飯事だ。

理論は常に疑い、それが未だに正しいものかを逐一確認しなければならない。適切でないセオリーを使用することは、そのトーナメントでの死を意味する。





⚫︎理論は間違っていないがそれ以上の解が存在する場合のリスク


理論そのものが間違っている状況とは別に、TCGにおける理論は「間違いでは無いが正解ではない」といった状態に位置することがある。


自身の理論よりも優れた理論を他のプレイヤーが持ち出した時である。


自身の理論に沿ってデッキ構築を行い、施行数もしっかり取り、その理論が確定的に間違いでは無いことを裏付けた状態でトーナメントに臨んだとしよう。

しかし他のプレイヤーがより優れた理論を用いてトーナメントに臨んでいた場合、間違っていなかったはずの持論が結果的には間違い側に位置してしまうといった状況に陥る。

そう。度重なる施行の末、持論が間違っていないという裏付けが取れたとしても、この世には常にそれよりも正しい理論が存在する可能性があることを我々は認知しなければならない。

このように持論が間違いでない裏付けが取れたからといって、それらを完全に信じ切ってトーナメントに臨むのも実は危険な行為である恐れがある。

だからこそ持論が間違いでないと確信した後も、他人の理論を蔑ろにしてはいけない。より正解に近い理論を探しに行く努力が必要なのだ。


常に持論が100パーセントでないことを念頭に置き、他人の理論に耳を傾ける。そして絶えず新たなアプローチを模索する。

そういった努力が必ず私たちの力量の後押しになってくれるはずだ。





⚫︎柔軟性の消失


しかし難しいことに、ロジカルなプレイヤーほど他人の理論を受け入れることが苦手な生命体は存在しない。

私がその典型的な一例であるように、一度確信を持った持論は中々にその形を変えようとしない。こうやって文字にしている今でもそうだ。


では何故TCGにおいて論理的思考を持つプレイヤーがそのように他人の理論を受け入れられない、つまりは柔軟性を持ちにくいのか。


それはTCGというゲームの形態そのものが、理論の間違いを正しにくい性質を持つからだ。

理論に対しそれを正しいもの・間違ったものと裏付けるには結果が必要になる。しかし乱数や施行数の絡むカードゲームにおいて、結果とは常に曖昧なものだ。

例えばこれが科学の実験だったり将棋の戦法だったりの話になると、理論に対しハッキリとした結果が得られ易い。よってその結果の明白さから、その理論が正しいか間違いであるかが確定的になり易いのだ。

しかしTCGではこの結果の部分が乱数と施行数の問題によりブレやすく、非常に曖昧になる。


たとえ自身の理論が間違っていても練習中たまたま良い方向のものしか観測できずに正しいと勘違いしてしまうこともある。

また自身の理論と乖離した構築がトーナメントで結果を残した際などでも、それが1回や2回であれば「いや流石にこれは無いだろ。多分運が良かったんだろうな。」で片付けてしまう気にもなってしまうくらいには数回戦のトーナメントというものは材料として弱い。

間違いを間違いだと、正解を正解だと確信できる機会がどうしても限られるのだ。

しかも論理的思考を持つプレイヤーは論理的であるからこそ、それらの結果に対して自身の理論という先入観を持ちやすい。

だから自身の間違いにも気付きにくいし、優れた理論が登場した際も持論より優れていると認めることが中々できない。


このように論理的思考に偏りすぎると、どうしても他の理論を受け入れる柔軟性が消失しやすいのだ。

そんな私たちは、いざ持論よりも優れた理論を目にした際には自身の間違いを素直に認め、新論を許容する強かさを持つ必要があるだろう。

意固地になった瞬間、そのプレイヤーは必ず停滞する。必ずだ。






◼︎まとめ


以上のことから、TCGにおける論理的思考が必ずしも良い方に倒れるとは限らないことを知ってもらえただろうか。基本的には良い方向に導いてくれるものだが、扱いを間違えるとプレイヤーを殺す猛毒にもなり得る。


といった風に、ここまでつらつら書いて結局何が言いたいかというと「TCGにおける論理的思考は扱いに気を付けよう」ってことだ。

特に常に理論化・言語化を癖にしていたり、場合によっては他人にまで採用理由の言語化を強要するような人物は、それだけロジカルに重きを置いている証拠でもあるので論理的思考の負の面に触れやすい。

そのような理屈固めするくらいならカードに触れる機会を少しでも増やした方が絶対身になると、十数年間TCGをやってきて私も最近やっと気付いた。本当に恥ずかしいことだ。質の伴った施行数は理論と違って中々に裏切らない。


昔の私がそうであったように、理論化や言語化が出来るからといってTCGが上手いと錯覚するのは愚かだ。人よりカードやデッキの強弱を感じるアンテナが鈍いかもしれないし、自らの思考に縛られ気付かぬ内に悪手を選択しているかもしれない。

言語化が不得手だからといって下手なプレイヤーだと断定できる訳がない。人よりカードやデッキの強弱を感じるアンテナが優れているかもしれないし、論理的思考に染まっていないということはそれだけ柔軟性に富んでいる証拠でもある。

私たちは母国語技能で対戦している訳ではなく、カードゲームで対戦をしているのだ。






◼︎おわりに


それでも、言葉ではわかっていても、どうしても。ロジカルが頭から離れない。感覚的なアプローチに頼ったゲーム感なんて蕁麻疹が出る。

わかる。

しょうがない。だって俺も貴方も今までそうしてカードゲームに取り組んで来たから。

そんな貴方にとっておきの秘策を授けよう。



その秘策とは、





デッキを彼女だと思うことである。



20181206222108ccf.png




柄にもなく真面目な記事を書いたから、疲れが出たのかと心配した人もいるかもしれないが至って真剣だ。


デッキは彼女、デッキは女の子なんだ。

だから極端に理屈ぼったい男は嫌われる。

よく男は理屈、女は感情で動くと言うように、理屈が通じない時に持論を通そうとするのは不毛だ。そんな時こそ背後から無言で抱きしめるような、情熱的なアプローチが必要なのだ。

理屈が通じない時こそ心で動く。そうすることで事態が好転しやすいのは女性もデッキも同じである。

ほら、推しのスリーブを付けでもしてみろ。もはやデッキ構築とは、男女交際以外の何ものでもないと確信するだろう。



デッキ「違う、違うの!貴方はいつもそうやって理屈ばかり!なんで私が回らないのかまだわからないの?私が欲しいのはそんなカードじゃない!私は…んっ…(ここで唇を塞ぐ。二人の幸せなキスを見守りながらこの記事も終わり。





スポンサーサイト



  1. 2018/12/06(木) 22:33:00|
  2. TCG全般
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<メメント守神宮は殿堂するでしょ | ホーム | 将太のデッキ>>

コメント

んんwwwwwwTCGerたるもの理論で考えることは必要不可欠ですなwwwwwwしかしその理論自体に縛られるのはありえないwwwwww
理論の修正と試行回数の増加には調整仲間がいれば心強いですなwwwww意見を交換しあえばそのデッキは何人分もの力を発揮しますぞwwwwww
よく大型CSで「大会直前まで何度も○○とデッキ回して調整しました!」という報告があるのは当然のことと言えますなwwwwwwwwwwぼっちでvaultもありえないとはいいませんが、たまには人とやるのはいいものですぞwwwwwww
  1. 2018/12/06(木) 23:42:23 |
  2. URL |
  3. #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

> んんwwwwwwTCGerたるもの理論で考えることは必要不可欠ですなwwwwwwしかしその理論自体に縛られるのはありえないwwwwww
> 理論の修正と試行回数の増加には調整仲間がいれば心強いですなwwwww意見を交換しあえばそのデッキは何人分もの力を発揮しますぞwwwwww
> よく大型CSで「大会直前まで何度も○○とデッキ回して調整しました!」という報告があるのは当然のことと言えますなwwwwwwwwwwぼっちでvaultもありえないとはいいませんが、たまには人とやるのはいいものですぞwwwwwww




ロジカル語法パイセン!!!
口調と裏腹にかなり良いこと言ってて草です!!!
  1. 2018/12/06(木) 23:57:25 |
  2. URL |
  3. みすみ #-
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://08010322.blog.fc2.com/tb.php/264-8a3f8605
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)