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キントレスキーの墓場

主にDMやアニメの事を書き連ねるブログです。

バニラは青汁みたいなもん





昨日TLで「デュエマがこんなんだからやめます」みたいなブログが流れてきた。

・テキスト不備が多いから。
・エキスパンションごとに使わないバニラ等の弱いカードが多すぎる

という二つの理由が原因でやめるのだそう。


テキスト不備はヒューマンエラーが関わるのでしょうがなくね?以外の感想が無いから平行線にしかならない…。

けど、バニラについてはバニラの素晴らしさを伝えることができる。

実際この人のブログのみに限らず、「バニラみたいな使わないカード入れるくらいなら、面白いカードを入れたりするか、一層の事入れないで欲しい」みたいな意見は日々よく目にするものだ。


それじゃあ伝えなきゃな。俺にできることはこれだけだ。いや、バニラはすごいぞマジで。すべてのtcgはバニラに支えられてると言っても過言ではない。




◉バニラはtcgの命


バニラは三つの面において、tcgの命を守ってくれている。


【元気】バニラは、エキスパンションの商品価値を高めてくれる。
【健康】バニラは、tcgが即死する機会を減らしてくれる。
【長寿】バニラは、tcgの寿命そのものを延ばしてくれる。







◼︎【元気】バニラはエキスパンションの商品価値を高めてくれる。


そもそも何故バニラみたいな弱いカードをエキスパンション内に入れなければならないのか。

これは当たり前な話だが、tcgにはレアリティがあるからだ。

レアリティという希少価値の基準を定め、強いカードをレアリティの高いものに設定し、弱いカードをレアリティの低いものに設定する。

そうすることで強いカードが一人当たりに回ってくる枚数が減り、商品がより多く売れることを狙っているのだ。

特にMR、SR、VR、R、U、Cと数多くレアリティを分けているデュエルマスターズに関しては、その強弱に差を付けるのが難しく、必然的に一番最低レアリティのCにはバニラや準バニラ等の明確に使われないだろうと感じるカードが設定されやすい。


そこで「その弱いカードがいらないって言ってるんだよ!」って人に聞いて欲しい。

弱いカードが少ないエキスパンションが価値が高いように感じているのかもしれないがそれは違う。

tcgのエキスパンションというものは、強いカードが沢山入っているエキスパンションこそ価値が高いのだ。


例えばR4種(内1種センノー)、U6種(内1種オニカマス)、C8種みたいなエキスパンションだったとしよう。

この中から弱くて使わないであろうカードを完全に抜ききってエキスパンションを組んだぞ。勿論Cのカードはすべて消えた。

すると一番最低レアリティにオニカマス率いるUレベルの強さを持ったカード達がCが落ちてくる事になる。センノーだってU程度のレアリティだ。

となれば勿論オニカマスやセンノーの価値は落ちる。一箱向けばオニカマスとセンノーの群れ。勿論SRやVRなどそのエキスパンションの顔を張るカード達も、それぞれ希少価値が薄くなっていく。


確かに弱いカードが消えた事で、そのエキスパンションの強さの平均値は上がった。しかしそれは裏を返せば、強いカードをいつもより簡単に集めやすいエキスパンションだという事だ。

今まで4箱剥いていたのに、その弾は3箱剥けば欲しいものが全部手に入った。オニカマスなんて10円ストレージで顔馴染みだ。

それでは商品は売れない。1パックあたり、もしくは1箱あたりの価値が薄いからだ。

そう。バニラ率いる弱いカードは自身が弱いがために、自身より強いカード達の価値を高めてくれる。彼らがいる事でデュエルマスターズはたくさん売れる。彼らがいる事でデュエルマスターズは元気に続いている訳だ。






◼︎【健康】バニラは、tcgが即死する機会を減らしてくれる。

「じゃあUの強さのカードをCの枚数分新たに作って、Cのカードにすればいいじゃん!」

確かに。そうすればCも強いし、元々Uのカードもそれなりの人気を保ったままだ。

よしじゃあそれを今後ずっと続けて行こう!

…しかしそれはある日、そのtcgの即死を呼ぶ猛烈な毒となる。


エキスパンションを開発する上で、テストプレイを避けて通ることはできないだろう。

それはMR、SR、VR、Rといった高レアリティの物は勿論、Uみたいな「使えるカード」もやっているはずだ。

特にデュエルマスターズみたいな過去に無限のプールを持つtcgは「面白いカード」とか「相性が良ければ強そう」なカードすら、テストプレイを通さない限り完全に安全だとは言えないだろう。

そしてそんな「面白い」とか「使えそう」なカードは、Uにも多く存在する。

Uの強さのカードが増えるということは、その分Uのカード分のテストプレイの負荷がかかるということだ。

その負荷は必ずそのエキスパンションのSRやVRといったトップレアリティの物に響いてくる。今までトップレアリティにかけてきたテストプレイの時間が、少しずつUに奪われていく。

そしてある日突然産まれるのだ。《ヤバげな豆の赤ちゃん》が、産声を上げながら。


そこでバニラ率いる最弱軍団のお出ましだ!最弱軍団の名に恥じない働きをするぞ!勿論テストいらないです!テストプレイヤー様方には一切手間を取らせません!肩でもお揉みしましょうか!パックには自分たちで入っておきます!

そんなテストプレイに負荷をかけないバニラ達は、tcgの日々の健康を守ってくれているのだ。






◼︎【長寿】バニラは、tcgの寿命そのものを延ばしてくれる。

「じゃあテストプレイヤーの数を増やせよ!もしくは商品発売を遅らせてもいいからテストプレイの時間を増やせよ!」

なるほどな!確かにそれなら即死の機会も少ないまま、より良いエキスパンションを作れるかもしれない。


よしじゃあ仮にテストプレイヤーの人数を増やして、テストプレイの時間も増やして、Uの強さのカードが沢山入ってるエキスパンションを作りました。さて何が待っているでしょう。

それはデュエルマスターズが迎える、より早い寿命だったとさ。


どんなtcgにも終わりはある。カードはインフレするものだからだ。そうでなければ商品として売れない。インフレして、進化して、最後には天井にぶつかり死ぬ。

スタン落ちの制度を設けてないデュエルマスターズみたいなゲームにおいて、それは避けられない。

やっと最近になって2ブロックといった限定構築レギュレーションが出来たが、通常に比べるとまだ人気は浅く、将来的に伸びる保証もない。

デュエルマスターズはまだ、スタン落ちの制度の無い通常構築に縛られている。その間は、この寿命の概念に悩まされるのは仕方がないことだ。


Uの強さのカードは、Cに比べて割とはっきり強さを持っているものが多い。最近のエキスパンションのUとCを見比べてもらうとすぐわかるだろう。

Cが2-3枚しか使われないのに対して、Uは5枚なんてザラに使われる。

そのはっきり強さを持ったカード達を、今の倍以上のペースで世に送り出すと言うのだ。

それは少しずつでもインフレの歩みを進めて行くことに通ずる。また、互換カードばかり出すわけにはいかないため、将来的に出すカードのテキストの幅を狭めることにもなる。

今の弾は前のUに比べ違う挙動で強いもの、次の弾は今の弾のUに比べ違う挙動で強いもの…。

そうするとその波はいつしかRに届きかねない。圧迫されたRはより強さと個性を求めてVRを圧迫しかねない。

こうやって少しずつでも、いつしか必ずデュエルマスターズの寿命を縮める一手となるのだ。必ずだ。


しかしバニラは違う。何故か。
それは、彼らがバニラだからだ。

刷りたいならいくらでも刷ればいい。デュエルマスターズの寿命を縮めることなんてない。毎秒刷れ。

Uなんて圧迫しないさ。何故なら俺らは君たちに比べてはっきり弱いからな。毎秒刷れ。


そう。バニラははっきり弱く、またはっきり個性が無いが為に、デュエルマスターズの息を長くしてくれる。彼らがエキスパンションに居てくれることは、そのtcgの長寿に繋がるのだ。






◉まとめ

以上の三点で、バニラはtcgの命を守ってくれている。

しかもここに加えてバニラと相性の良いデュエルマスターズの人気コンテンツがある。


それは勿論、重厚な背景ストーリーのことだ。

バニラはバニラであるがゆえに、テキストボックスの余り方が尋常ではない。田舎のコンビニの駐車場レベルの広さだ。

よってデュエルマスターズが誇る重厚で面白い(マジで面白いから読んでない人には読んで欲しい)背景ストーリーを存分に載せることが出来る。

って事でバニラの凄さを伝えるぞ記事を終わりにしたい。少しでも彼らの凄さ、格好良さが伝わってくれたなら幸いだ。


では最後にオチとして皮肉を交えて言っておこう。








バニラは、テキスト不備が少ないのも魅力的だぞ。


某ブログのご本人様からご指摘を頂き、数カ所訂正をしました。バニラ等が要らない、ではなく、その過多が過ぎるというご主張を私が曲解していました。

同時に1エキスパンションにおけるバニラの総数がrev-revF期まで1.2枚程度だったのが、新DM-双極編から一気に毎エキスパンション5-6枚に増えたというデータを頂けました。

明らかに2ブロックによるテストプレイの工数の負荷が掛かっている証拠でしょう。こういうデータからデュエマの裏事情が透けて見えるのは面白く、興味深いですね(^○^)
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  1. 2018/09/30(日) 17:42:20|
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