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キントレスキーの墓場

主にDMやアニメの事を書き連ねるブログです。

バニラは青汁みたいなもん





昨日TLで「デュエマがこんなんだからやめます」みたいなブログが流れてきた。

・テキスト不備が多いから。
・エキスパンションごとに使わないバニラ等の弱いカードが多すぎる

という二つの理由が原因でやめるのだそう。


テキスト不備はヒューマンエラーが関わるのでしょうがなくね?以外の感想が無いから平行線にしかならない…。

けど、バニラについてはバニラの素晴らしさを伝えることができる。

実際この人のブログのみに限らず、「バニラみたいな使わないカード入れるくらいなら、面白いカードを入れたりするか、一層の事入れないで欲しい」みたいな意見は日々よく目にするものだ。


それじゃあ伝えなきゃな。俺にできることはこれだけだ。いや、バニラはすごいぞマジで。すべてのtcgはバニラに支えられてると言っても過言ではない。




◉バニラはtcgの命


バニラは三つの面において、tcgの命を守ってくれている。


【元気】バニラは、エキスパンションの商品価値を高めてくれる。
【健康】バニラは、tcgが即死する機会を減らしてくれる。
【長寿】バニラは、tcgの寿命そのものを延ばしてくれる。







◼︎【元気】バニラはエキスパンションの商品価値を高めてくれる。


そもそも何故バニラみたいな弱いカードをエキスパンション内に入れなければならないのか。

これは当たり前な話だが、tcgにはレアリティがあるからだ。

レアリティという希少価値の基準を定め、強いカードをレアリティの高いものに設定し、弱いカードをレアリティの低いものに設定する。

そうすることで強いカードが一人当たりに回ってくる枚数が減り、商品がより多く売れることを狙っているのだ。

特にMR、SR、VR、R、U、Cと数多くレアリティを分けているデュエルマスターズに関しては、その強弱に差を付けるのが難しく、必然的に一番最低レアリティのCにはバニラや準バニラ等の明確に使われないだろうと感じるカードが設定されやすい。


そこで「その弱いカードがいらないって言ってるんだよ!」って人に聞いて欲しい。

弱いカードが少ないエキスパンションが価値が高いように感じているのかもしれないがそれは違う。

tcgのエキスパンションというものは、強いカードが沢山入っているエキスパンションこそ価値が高いのだ。


例えばR4種(内1種センノー)、U6種(内1種オニカマス)、C8種みたいなエキスパンションだったとしよう。

この中から弱くて使わないであろうカードを完全に抜ききってエキスパンションを組んだぞ。勿論Cのカードはすべて消えた。

すると一番最低レアリティにオニカマス率いるUレベルの強さを持ったカード達がCが落ちてくる事になる。センノーだってU程度のレアリティだ。

となれば勿論オニカマスやセンノーの価値は落ちる。一箱向けばオニカマスとセンノーの群れ。勿論SRやVRなどそのエキスパンションの顔を張るカード達も、それぞれ希少価値が薄くなっていく。


確かに弱いカードが消えた事で、そのエキスパンションの強さの平均値は上がった。しかしそれは裏を返せば、強いカードをいつもより簡単に集めやすいエキスパンションだという事だ。

今まで4箱剥いていたのに、その弾は3箱剥けば欲しいものが全部手に入った。オニカマスなんて10円ストレージで顔馴染みだ。

それでは商品は売れない。1パックあたり、もしくは1箱あたりの価値が薄いからだ。

そう。バニラ率いる弱いカードは自身が弱いがために、自身より強いカード達の価値を高めてくれる。彼らがいる事でデュエルマスターズはたくさん売れる。彼らがいる事でデュエルマスターズは元気に続いている訳だ。






◼︎【健康】バニラは、tcgが即死する機会を減らしてくれる。

「じゃあUの強さのカードをCの枚数分新たに作って、Cのカードにすればいいじゃん!」

確かに。そうすればCも強いし、元々Uのカードもそれなりの人気を保ったままだ。

よしじゃあそれを今後ずっと続けて行こう!

…しかしそれはある日、そのtcgの即死を呼ぶ猛烈な毒となる。


エキスパンションを開発する上で、テストプレイを避けて通ることはできないだろう。

それはMR、SR、VR、Rといった高レアリティの物は勿論、Uみたいな「使えるカード」もやっているはずだ。

特にデュエルマスターズみたいな過去に無限のプールを持つtcgは「面白いカード」とか「相性が良ければ強そう」なカードすら、テストプレイを通さない限り完全に安全だとは言えないだろう。

そしてそんな「面白い」とか「使えそう」なカードは、Uにも多く存在する。

Uの強さのカードが増えるということは、その分Uのカード分のテストプレイの負荷がかかるということだ。

その負荷は必ずそのエキスパンションのSRやVRといったトップレアリティの物に響いてくる。今までトップレアリティにかけてきたテストプレイの時間が、少しずつUに奪われていく。

そしてある日突然産まれるのだ。《ヤバげな豆の赤ちゃん》が、産声を上げながら。


そこでバニラ率いる最弱軍団のお出ましだ!最弱軍団の名に恥じない働きをするぞ!勿論テストいらないです!テストプレイヤー様方には一切手間を取らせません!肩でもお揉みしましょうか!パックには自分たちで入っておきます!

そんなテストプレイに負荷をかけないバニラ達は、tcgの日々の健康を守ってくれているのだ。






◼︎【長寿】バニラは、tcgの寿命そのものを延ばしてくれる。

「じゃあテストプレイヤーの数を増やせよ!もしくは商品発売を遅らせてもいいからテストプレイの時間を増やせよ!」

なるほどな!確かにそれなら即死の機会も少ないまま、より良いエキスパンションを作れるかもしれない。


よしじゃあ仮にテストプレイヤーの人数を増やして、テストプレイの時間も増やして、Uの強さのカードが沢山入ってるエキスパンションを作りました。さて何が待っているでしょう。

それはデュエルマスターズが迎える、より早い寿命だったとさ。


どんなtcgにも終わりはある。カードはインフレするものだからだ。そうでなければ商品として売れない。インフレして、進化して、最後には天井にぶつかり死ぬ。

スタン落ちの制度を設けてないデュエルマスターズみたいなゲームにおいて、それは避けられない。

やっと最近になって2ブロックといった限定構築レギュレーションが出来たが、通常に比べるとまだ人気は浅く、将来的に伸びる保証もない。

デュエルマスターズはまだ、スタン落ちの制度の無い通常構築に縛られている。その間は、この寿命の概念に悩まされるのは仕方がないことだ。


Uの強さのカードは、Cに比べて割とはっきり強さを持っているものが多い。最近のエキスパンションのUとCを見比べてもらうとすぐわかるだろう。

Cが2-3枚しか使われないのに対して、Uは5枚なんてザラに使われる。

そのはっきり強さを持ったカード達を、今の倍以上のペースで世に送り出すと言うのだ。

それは少しずつでもインフレの歩みを進めて行くことに通ずる。また、互換カードばかり出すわけにはいかないため、将来的に出すカードのテキストの幅を狭めることにもなる。

今の弾は前のUに比べ違う挙動で強いもの、次の弾は今の弾のUに比べ違う挙動で強いもの…。

そうするとその波はいつしかRに届きかねない。圧迫されたRはより強さと個性を求めてVRを圧迫しかねない。

こうやって少しずつでも、いつしか必ずデュエルマスターズの寿命を縮める一手となるのだ。必ずだ。


しかしバニラは違う。何故か。
それは、彼らがバニラだからだ。

刷りたいならいくらでも刷ればいい。デュエルマスターズの寿命を縮めることなんてない。毎秒刷れ。

Uなんて圧迫しないさ。何故なら俺らは君たちに比べてはっきり弱いからな。毎秒刷れ。


そう。バニラははっきり弱く、またはっきり個性が無いが為に、デュエルマスターズの息を長くしてくれる。彼らがエキスパンションに居てくれることは、そのtcgの長寿に繋がるのだ。






◉まとめ

以上の三点で、バニラはtcgの命を守ってくれている。

しかもここに加えてバニラと相性の良いデュエルマスターズの人気コンテンツがある。


それは勿論、重厚な背景ストーリーのことだ。

バニラはバニラであるがゆえに、テキストボックスの余り方が尋常ではない。田舎のコンビニの駐車場レベルの広さだ。

よってデュエルマスターズが誇る重厚で面白い(マジで面白いから読んでない人には読んで欲しい)背景ストーリーを存分に載せることが出来る。

って事でバニラの凄さを伝えるぞ記事を終わりにしたい。少しでも彼らの凄さ、格好良さが伝わってくれたなら幸いだ。


では最後にオチとして皮肉を交えて言っておこう。








バニラは、テキスト不備が少ないのも魅力的だぞ。

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  1. 2018/09/30(日) 17:42:20|
  2. DM
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ドギラゴン剣はどうして殿堂しないの?



◉オルガ・イツカ


2018年春。ドギラゴン剣はその環境を席巻した。

《“龍装”チュリス》が登場した2018年2月付近から【メタリカ】と入れ替わり最大母数の座を奪うと、今現在の2018年9月までの7ヶ月間で一度たりともその椅子を奪われることはなかった。

3月の全国大会で【赤青バスター】がBest8に4人とその半数を支配すると、その後行われたDMGP6thにおいても入賞数最大のデッキタイプとなる。

その支配率と入賞数は全盛期にまでは及ばずとも、それを彷彿とさせるほどの驚異。度重なる規制を前にしてもドギラゴン剣の拡張性とユーザーの試行錯誤は底を見せず、剣はあの頃より鋭く見えさえした。


そんな最中、殿堂発表の場は設けられた。夏、2018年ワールドホビーフェア。

今までも幾度となく禁止制限の話題に上がった彼だが、周りのカードを切り離し、何とかここまで生き延びた。

登場から既に2年が経過し、再度ここまで支配率・入賞数を高めた今こそ、ドギラゴン剣が消えるに相応しいタイミングだと誰もが予感していたのだ。

しかしその殿堂リストに彼の名が連なることはなかった。

何故か。そして逆に、今回のこの条件で消えないのなら、一体どのタイミングであれば彼が消える事があるのか。






◉ドギラゴン剣は本当に強過ぎるのか


まずこの話をするにあたって、本当にドギラゴン剣が殿堂カード足り得る出力を持っているのか、強過ぎるのかという点についてだ。

多くのユーザーが持つこの認識に関しては、確定的に間違いはない。実際にドギラゴン剣は「強すぎるカード」なのだ。これは主観だのユーザーの認識だのそういう類の話以前に、規制リストからの引き算で証明されている。

例えば、「ドギラゴン剣のデッキが強過ぎた!」そんな前例が一つや二つであれば、ドギラゴン剣でなくその周りの「《プラチナ・ワルスラS》単品が強過ぎた可能性」や「《裏切りの魔狼月下城》単品が強過ぎた可能性」が示唆されるのもまぁわかる。


しかしドギラゴン剣においては違う。


【赤黒デッドゾーン】だけで《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》が殿堂したか。
【墓地ソース】だけで《プラチナ・ワルスラS》が殿堂したか。
【5cジョリー】や【ロージアダンテ】だけで《裏切りの魔狼月下城》が殿堂したか。


答えはノーだ。


こう何度もその時のドギラゴン剣のデッキパーツが掛かると、引き算的に考えて、原因が《プラチナ・ワルスラS》や《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》の出力に問題があるのではなく、当のドギラゴン剣本人の出力そのものに原因が絞られるのは自明の理。

今回の《勝利のアパッチ・ウララー》なんかは特に顕著で、ドギラゴン剣が登場するまで環境にお呼びが掛かることなど無かったカードなのに、ドギラゴン剣が出てからは殿堂が騒がれるほどの出力を見せるカードとなった。

この点においても引き算的に考えると「《勝利のアパッチ・ウララー》の強さにユーザーや時代が追いついた」訳がなく、「ドギラゴン剣の影響によりウララーの出力が引き上がった」と考えるのが妥当である。


その上で当のドギラゴン剣に完全な規制を掛けたくないから、デッキ単位での出力を下げるために《勝利のアパッチ・ウララー》を殿堂させた、と言うのが真で間違いないだろう。

それに近しい規制を、この2年間ドギラゴン剣の周辺で行ってきた。それには相応のリスクも付いて回っているはずだ。


そうまでしてドギラゴン剣をデュエルマスターズに留めたかった理由とはなんなのか。






◉理由①.『殴り合いには相手が要る』


ドギラゴン剣が殿堂しない理由は、大きく分けて2つあると私は考えている。

その片方が「殴り合いには相手が要る」というものだ。まずはそちらから説明していこう。


◼︎ビートダウンは同時に存在しづらい

開発はクリエイターズレターでも述べているように、簡単さやスピード感あるデュエルマスターズを望んでいる。

それを実現させるためには、多くの場合、複数のアグロ・ビートダウンが環境にあることが望ましい。

勝利条件の達成が一番速いパンチの応酬こそ「スピード感」を出すのに手っ取り早く、まただからと言って環境に一種類のビートダウンのみでデュエルマスターズに「スピード感」をもたらすほどそのアーキタイプが環境に蔓延するのは当然避けたいだろうからだ。

しかし、意図的に複数のビートダウンを環境に存在させるのは、おそらく私たちが考えている何倍もカードデザインとデバックの難度が高い。

何故ならアグロ・ビートダウンの到達点はその全てがより早くダイレクトアタックを行うことであり、この勝利条件の単一性とゲーム速度の早さから、コントロールやコンボデッキに比べて個性の幅が小さく、どちらのデッキが強いかがハッキリし易いため、結果的にアグロ・ビートダウンの代表が環境に一つだけ残るといった自体になり易いからだ。

【ドギラゴン剣】が【レッドゾーン】より優れたように、
【レッドゾーン】が【ガトリング】より優れたように、
【ガトリング】が【黒緑速攻】より優れたように、
【黒緑速攻】が【赤単速攻】より優れたように、だ。

その幅の小さい個性により、環境対面での優劣がハッキリ分かれない限り、二つ以上のビートダウンが同時に存在するのは中々に難しい。


◼︎新たな個性の誕生

しかし、新DM期。《異端流し オニカマス》等はそれを変えた。

「強い・弱い」のベクトルに加えて、「メタられやすい・メタられにくい」という新たな個性を打ち出した。

直後、ビートダウンの主流に【レッドゾーン】が舞い戻る。その後も【ジョーカーズ】や【轟轟轟ブランド】といったドギラゴン剣より「弱い」が「メタられにくい」ビートダウンが、「強い」が「メタられやすい」ドギラゴン剣と同時に環境で活躍することとなる。

この新たなベクトルのデッキ性質が、アグロ・ビートダウンが環境に複数存在することを肯定し始めたのだ。


◼︎好敵手

そんな話を経て題目に戻るが、デュエルマスターズが簡単さ・スピード感のあるゲーム、ひいては殴り合いのゲームとして成立するには相手が要るのだ。

今もしドギラゴン剣が居なくなれば、《異端流し オニカマス》等によってもたらされた新たな個性は事実上失われ、アグロ・ビートダウン事情は以前までの一辺倒なものに戻り、今のように複数のビートダウンがパンチの応酬を繰り広げる環境は失われるだろう。

ドギラゴン剣はそんな殴り合いの相手として大変に相応しく、現状彼の代わりになるほどの器量を持った「強い」が「メタられやすい」ビートダウン向きのカードが存在しないため、現状ではドギラゴン剣は規制されないのではないかと私は踏んでいる訳だ。






◉理由②.『エキスパンションデザインの本流』


ドギラゴン剣が殿堂しないもう一つの理由は、近年のエキスパンションデザインに纏わる理由だ。


『DMの4年間と新たなジャンケンポン』(下に簡単な説明あるのでわざわざ読まなくても大丈夫。読みたい人は是非読んでね。)


上の記事でも書いたように、ここ数年のデュエルマスターズは、rev・revF・新DM、そして双極編全てを含めて、ある意味で1つの大きなエキスパンションデザインが形成されている事実はもう疑いようもない。

上のやつ読むの面倒な人に簡単に説明すると、

❶侵略・革命チェンジによるものすごいインフレ(みんな買う)

❷インフレカードに強い《異端流し オニカマス》等の登場(みんな買う)

❸《異端流し オニカマス》等に引っかからない新カードたち(みんな買う)

❹侵略・革命チェンジ以降インフレさせてないのに売れてる(すごい)

だ。

そして、私はこのエキスパンションデザインにおいてドギラゴン剣が重要な役割を握っていると感じている。


◼︎ドギラゴン剣の役割

ではこの数年に渡る大きなエキスパンションデザインを手掛ける上にあたり、ドギラゴン剣の役割とは何なのか。

それは「インフレ側の頂点」に君臨し続けることである。

先ほども挙げた

インフレ(《轟く侵略 レッドゾーン》、他侵略)

さらなるインフレ(《蒼き団長 ドギラゴン剣》、他革命チェンジ)

インフレカードのストッパー(《異端流し オニカマス》、他踏み倒しメタ)

ストッパーに対して強いカード(【ジョーカーズ】、【轟轟轟ブランド】、【卍】など)

という分立の中で、最大のカードパワーを要するインフレの象徴こそがドギラゴン剣なのである。

そう、上記の記事の根拠から、これらの数年に渡るエキスパンションデザインの流れがドギラゴン剣は愚かレッドゾーン登場時から逆算して作られたものであると仮定した時、ドギラゴン剣はその本流の中で単純な出力が一番高いカード、つまり「インフレ側の頂点」としての役割を与えられている。

言ってしまえば新DM・双極編のこの一年半の間、カードパワーそのものはインフレしていないどころかデフレさえ起こしていると言っても過言では無い。

実際問題、この一年半の間にドギラゴン剣のデッキコンセプトより単純出力が高いカード群が登場していたのなら、今彼が環境のトップにいるはずがない。

何故なら彼はここ一年半のカード群と違ってオニカマスを始めとした強力な踏み倒しメタ群に縛られているのだ。数多の規制で手足をもがれているのだ。

そんな様々なハンディキャップを抱えた上でなおも頂点。今目の前にあるこの事実こそ、ドギラゴン剣こそが現デュエルマスターズにおいて最強のカード・インフレ側の頂点足り得る何よりの証拠なのである。


◼︎もしドギラゴン剣が消えたら


ではその「インフレ側の頂点」を何故規制してはいけないのか。

それはこのエキスパンションデザインの本流が、インフレの頂点とビートダウンの頂点をドギラゴン剣から動かさないことを前提として形成されているからだと予想する。

そのドギラゴン剣を排除してしまうと、本来開発側が設定し想定したメタゲームのパワーバランスが崩れてしまう恐れがあるのだ。

場合によってはメタゲームだけに留まらず、後続の商品価値へも支障をきたす。

そしてそれはユーザーが判断すべきものではない。というか出来ない。何故ならこのデザインの本流は未だその全貌を明らかにしていないからだ。


例えばドギラゴン剣が消えたとしよう。

●オニカマスや《デスマッチ・ビートル》が使われなくなって、『Jチェンジ』が本来設定した強さ以上のモノになってしまうかもしれない。

●【卍】が相対的に勝てなくなり、次弾の『魔道具』のカード人気に支障をきたすかもしれない。

●現在の材料だけでは私たちが見えていないだけで、開発側にはもっと良くない未来が見えているかもしれない。


このように、本来のパワーバランスが崩れる恐れがあるかどうかを判断できるのは開発側だけなのである。

よってこの一連のエキスパンションデザインの全てが安全な着地をできると開発側が判断するまでは、手放しでドギラゴン剣を見送ることが出来ないのでないか、と言うのが私が考えている二つ目の理由だ。






◉近年のエキスパンションデザインが見せた弱点


ここ数年のデュエルマスターズのカードデザインは本当に素晴らしい。

特にこの数年に渡って一つのエキスパンションを描き、その中で新たなメタゲームを展開させる事で、カードパワーのインフレをせずとも購買欲を誘う商品を生み出す手法には何の非もないと感じるほどだった。

しかし何事にも弱点はあった。

今回であればそれは、想定したパワーバランスやメタゲームが実際と異なる場合が一番に挙げられるだろう。

想定しているよりもドギラゴン剣が強ければ、想定しているよりもオニカマスが弱ければ、この数年かけたエキスパンションデザインは過去も未来も含めて失敗に終わる恐れすらあった。それは想像を絶するほどデリケートなデザインとデバックが要求されたことだろう。

ドギラゴン剣こそ、己が身を環境に残すために周りのパーツを規制せざるを得ないといった多大な代償を払いはしたが、むしろこのデザイン間において、ドギラゴン剣の出力のオーバーさと《突如として現れた謎の豆》以外大きく目立った粗が無いのは、もう賞賛の他無い。

この一連のエキスパンションデザインが終わって次のデザインに移る時も、またこのような美しいデザインを期待したい。






◉ドギラゴン剣の将来


以上が、ドギラゴン剣が殿堂しない理由として私が導き出したもの+ちょっとした蛇足だ。

そしてここまで書いていて気になったことが一つだけある。

今後ドギラゴン剣の将来として予測されるのは以下の二つ。


❶「メタられ易さ」や更なる規制に引っ張られ、結果的に出力が落ち着き、ドギラゴン剣が殿堂しない未来。

❷彼が殿堂しない二つの理由の条件をどちらとも埋め、デュエルマスターズから必要とされなくなり殿堂する未来。


もし、もしだ。もし後者なら、

●「ドギラゴン剣に迫るほどの器量を持った強いがメタられ易いカードの登場」

または、

●「オニカマス等がもたらした新たな個性に頼らずとも複数のビートダウンが存在出来る土台の形成」

が必要になるのだ。


それが狙って出来るとしたら、すごい。いや、すごいなんてもんじゃない。凡才では想像すら出来ない圧倒的なデザイン力がそこにはある。


ヤバい。ヤバいぞ。まだまだ、デュエルマスターズからは目が離せない。


  1. 2018/09/29(土) 21:40:23|
  2. DM
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君も4コスト以下じゃない





先日、久し振りに大型大会に出た。
事が起こったのは予選2回戦。



俺「ラフルルでダイレクトアタックします。」
俺「対戦ありがとうござ…


相手「はぁー、キモいキモい!賢者マジでキモすぎんだけど!」

バンッ!(デッキを卓中央に投げつける)

シュルルルル…(その中の1枚のカードが俺の目の前に飛んでくる)

ピタッ



\ 闇 鎧 亜 ジ ャ ッ ク ・ ア ル カ デ ィ ア ス /



201808192133294b3.jpeg






◉ 自分語り


眼前に横たわるジャック・アルカディアスを見つめながら、ふと2年前を思い出した。


初めて大型大会の場でキレられたのは、関東に上京してからすぐに出た大会でのことだ。九州でプレイしてる間はこういうことは1度も無かったので、結構なショックを受けたのを覚えている。

それからというもの、対戦相手に対する配慮は以前に増して徹底した。それが自分に返ってこないために現状出来る努力だと思ったからだ。アホなので「第一印象を良くする方法」とか「相手を怒らせない方法」なども調べた。

もちろん界隈の意識向上とかそんな大層な目的のためではない。単純に俺自身がこのゲームをする上で嫌な思いをする機会を最大限に減らすためである。


しかし、今回またもや発生してしまった。

これでDM界隈のマナーの悪さに辟易し、デュエルマスターズが嫌いになりかけた俺だったが、数日経って冷静になると様々な己の過ちに気付き始めたのだ。






◉ DM界隈のマナーが悪い!


まず今回の件で気付かされたのが、DM界隈のマナーが悪いと感じるのは、実は当然と言えば当然だという事だ。それは次の要素からなる。



◼︎ ユーザーが若い


・大人気子供向けtcgである。
・比較的安価で遊べるtcgである。


子供・学生が集まりやすいコンテンツであるため、マナー・ルールをしっかり守れる器量を持ったユーザーの総数が単純に少ない。




◼︎ 印象に残りやすい


私生活にも相当数にマナーの悪い人間は存在するが、ほとんどの場合が関わりを持たないままの場合が多い。関わる必要性が無いからだ。

歩きタバコや電車内通話などを見かけるのも日常茶飯事だが、特に関わりを持つことがないと、次の日にはそのこと自体忘れるほどだろう。

しかしtcgはコミュニケーションが必要なゲームである以上、マナーの悪い人間とも必ず1対1で関係性を持たなければならないため、記憶に残りやすい。その上、何百回何千回に渡ってマッチングを試行するため、マナーの悪い人間と関わる回数も必然的に多くなるのだ。


つまりtcgはマナーの悪い人間と関わる際の関係性の濃度が高く、その機会をそれなりに稼ぐ性質を持つため

「tcg界隈はマナーが悪い」と印象付きやすいのではないかと考える。




◼︎ tcgにおけるマナーの曖昧さ


これは今回の話に直接の関係はないが、他のプレイヤーが「tcg界隈はマナーが悪い」という認識を持つ一端となると感じるためここに書いておこう。


tcgで言うところのマナーというのは人間社会におけるマナーと違って、単一的なものではない上にその裁量が主観に寄りがちである。あらゆる点においてとんでもなく曖昧だ。

まあ今回の暴言やデッキ投擲みたいなのは99%の人がマナー違反だと感じるだろうが(感じるよね?)、人によってはシャカパチもマナー違反だと感じる人もいるし、ファローシャッフルの許可云々すらそう思う人もいる。

このようにtcgにおける対戦マナーとは同時多発的にそれら複数の事象に対して個々が様々な裁量で感知するので、個人が考えるマナーの在り方が他人のそれと大きくズレやすいのだ。

よって、片方はマナーを守るように努めているつもりでも、相手側は不快に思っている場合すら存在してしまう。


総じてtcg界隈におけるマナーの話は、どの話題に関してもまずこの点で最適解を出すのが限りなく不可能に近い。




◼︎ tcgが持つ反マナーへの甘さ


tcgはマナーやルールを犯す人間に対して、甘くなりがちな側面を持つ。


実際の人間社会でマナーを反した場合、その大きさによっては社会生活を送る上で何かしら(受験や就職等)不利になることがあったり、条例で罰金を科されたり、転じて犯罪にまで繋がれば捕まるというように、ある程度統一された制裁を受けるのが普通である。

しかしtcgの世界ではそれを犯したとして、そのコンテンツで自分の居心地が悪くなったとしても、他のtcgに流れることでそれらをある程度無かったことにしたまま、カードゲームを続ける事が出来てしまう。

つまり反マナーに対しての抑止力が薄い場所であるのだ。




◼︎ 非紳士的行為に対する罰則の弱点


上に付随して、デュエルマスターズのルールが持つ非紳士的行為に対する罰則は、反マナーに対する抑止力としては大きく効果的ではないと感じている。


まず前提として、非紳士的行為がより多く行われるシーンはどこか。自分はそのプレイヤーの負けが込んだ時だと考えている。

現状のデュエルマスターズのトーナメントシステムで一番多く見受けられるのは、予選スイスドロー5~8回戦の後、本戦トーナメントによる優勝者決定だろう。

この形式だと非紳士的行為の起こりやすいシーンというのは、予選であれば特に戦績がトーナメント脱落が濃厚になるくらい負けの込んだシーン、本戦であればそのマッチに敗北した瞬間辺りではないか。

つまりどちらにせよ直後にトーナメントから除外される可能性の高いプレイヤーに、そのシーンが回って来やすい。


今回の自分の件でも近くにいたジャッジが見兼ねて


12.1 非紳士的行為 - 軽度

ペナルティ:【警告】



を適用した。

しかしこの時は予選スイスドロー全6回戦のうちの2回戦目で、それも0-1の戦績同士が対戦する下位卓だった。

よって対戦相手は0-2が決まった瞬間、つまりはほぼ本戦出場の可能性が消えた瞬間に非紳士的行為の罰則を与えられたのである。

ジャッジに非紳士的行為による罰則を伝えられた時も、対戦相手は「はいどうぞ」とぶっきらぼうに答えるだけで、反省の色が伺えた訳ではない。

結果的には嫌な思いをしたプレイヤー(今回の場合はたまたま俺)と、特に不利益を被ることなくそのトーナメントを敗退したプレイヤーが発生しただけであった。


このように、デュエルマスターズの持つ非紳士的行為に対する罰則は、【警告】を与えられる以上完全に効力が無い訳ではないのだが、大きな抑止力としては働かないのではないかと、今回の一件で俺個人は感じることとなった。




◼︎ つまり


ここまでたらたら書いて結局何が言いたいのかと言うと、「DMPがマナー悪いと感じるのは当たり前」だし、それは簡単には変わらないだろうということである。

勿論マナーやルールに関して言及することで、界隈全体の意識を少しでも上げようという心意気は大事だと思うし、その数が増えることで一部の悪い人達が動きにくくなるのは望ましいことである。

ただやはりそれでも完全に根絶することは無いと断言できる。そのような一部の悪い輩と対面する時は、いつかおそらく来てしまうのだ。




◉ じゃあどうすればいいの?


そう、結局はそこなのだ。

じゃあ、「DM界隈のマナーが悪くてもう嫌だ!」「デュエルマスターズは好きなのに!やめたくないよ!」って人はどうすればいいのか。

これに関してはここ数日布団の中で悩みに悩んだ結果、究極の答えを見つけたのでぜひ参考にして欲しい。


それは…










鋼の精神を持つことである。




20180819213331d45.jpeg




これぞシンプルにして究極の答え。


悪いマナーの存在と向き合い、その上で弾きかえすのだ。それこそが、このゲームを後生楽しく遊べる方法である。




◉ デュエルマスターズに救われた


このように、ブチ切れられたその時は「はぁー!DMPマナー悪すぎ!もうデュエマ嫌だな。やめようかなー…」ってなって俺自身何も考えられていなかったが、

後になって冷静に考察すると「DM界隈がマナー悪いと感じるのは当たり前」だったし、嫌な思いをされて「デュエマやめようかなー…」ってなるのは、自分の心のデッキパワーの低さによるものであった。

そう、全部が全部自分の責任である事に気付かされたのだ。


強いプレイヤーであればまず「DM界隈がマナー悪いと感じるのは当たり前」な環境であることを推察し、そうであるならば「いざ悪い人間と直面してもデュエマをやめようと思わない鋼の精神」を持って対策にあたるはずである。

しかし、今回俺は自分の実力不足故にそれを怠り、結果勝手にデュエルマスターズを嫌いになりかけた。自分の推察力の低さも、精神力の低さも度外視して、下振れの一言で済ませようとした。完全な調整不足という他ない。


このメタゲーム思考も、反省と原因を追究する思考も、デュエルマスターズが俺にくれた大切なものだ。

俺がデュエルマスターズに出会っていなければ、「はぁー下振れ!」で片付けていたと思う。

しかし、そうはならなかった。

もしデュエルマスターズが無かったら、俺は今頃デュエルマスターズをやめていただろう。



そして、俺のようにDM界隈のマナーの悪さに辟易してデュエルマスターズから離れようとしたプレイヤー全員に届いて欲しい。

どんな暴言をぶつけられようと、
どんなにジャックアルカディアスが飛んで来ようとも、
絶対に負けてはいけない。

そう、俺はこんな非紳士的なプレイヤーにジャックアルカディアスを投げられたくらいでデュエルマスターズをやめるような、そんな4コスト以下のプレイヤーではないのだ。


そして勿論君も4コスト以下じゃない。
だからこれからもデュエルマスターズを楽しんで行きましょう。


  1. 2018/08/19(日) 21:54:35|
  2. DM
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シャッフル論争の最果て





「ファローシャッフルはやめてください!」



吠えるような男の怒号。同時にその声を掻き消すほどの大きな銃声が男の手元から鳴った。


撃たれたのは女だった。胸からは赤い血、手からは赤いウルプロのスリーブに包まれたカードが散らばる。



銃を持つ男の腹部には、幾重にも重ねられたカードスリーブが埋め込まれていた。

その最深部に深く眠る萌えキャラスリーブは半透明の壁々に飲まれ、辛うじてその配色を視認出来るかどうかと言うほどにまでに絵柄が薄くなっている。






2XXX年、日本。

人類はカードスリーブによって支配されていた。




カードを守るキャラスリーブ。

キャラスリーブを守るオーバーガードスリーブ。

更にそのオーバーガードスリーブを守るオーバーガードスリーブ。


しかしどこまで行こうと一番外側のスリーブを守る事は出来ない。絶対に傷ついてしまうのが道理だ。



もう、スリーブが傷つくのは嫌だ。



この問題に苦しみ悩んだ末に人類は、人間自らの体内にスリーブを保管し保護する道を選ぶ。


これにより、多くの人間が傷一つ無いスリーブのままTCGの大型大会を戦い終える世界の実現に成功した。



連続的なTCGの大型大会の勃発と、それにより世界的に大流行した《承諾なしでファローシャッフルする病》により、一時は10億人を切った地球の全人口も、今では回復の一途を辿っている。


しかし地球の全人口の80%がスリーブのオーバーガード(※オバスリヒューマン)となった現在、もはや人類はスリーブを保護するためだけの生命体に成り果てようとしていた。





そんな閉鎖されたこの世界に、一石を投じようとする者達がここにいた。









爆発音。



轟々と火煙を吐き出す建物の周りで、叫びと嗚咽を繰り返しながら人々が逃げ惑っている。


「《ニジュスリ》が出たぞー!今度はおやつHMとハイパーマットだ!奴ら気でも触れてんのか!!」


「クソッ!!また懲りずに人のスリーブで横入れしやがった…!今のファローで何人死んだんだ…!」





《反政府組織ニジュスリ》。


人類のオバスリヒューマン化に強く反対する反政府組織である。


相対する国連組織【オバスリ警察機構】は苦戦を強いられ、一時は世界を巻き込む大規模なものになったこの対立も、遂にフィナーレを迎えようとしていた…。














「追い詰めたぞ、オバスリ警察機構最高司令・五智 宇佐男(ごち うさお)!!」



ニジュスリの組織員らしき男がそう叫ぶと、五智は血にまみれた頬を緩ませゆっくりと口を開いた。



五智「ふふ…。まさか本当にここまで辿り着くとはな。驚いたぞ、反政府組織ニジュスリ幹部・羽流 風郎(うる ぷろう)…。」



【オバスリ警察機構】の総監督、五智 宇佐男(ごち うさお)。奴はその体内に1000重に重ねられたスリーブを持っている。その最深部は実親すら見たことが無いという。

一体どんな萌えスリーブが埋まっているというのだ…!全く想像も付かない。




羽流「出し惜しみは無しだ!!はじめからカッ飛ばす!!!!」


怒号と共に羽流は必殺技とも呼べるシャッフルを繰り出す。



羽流「これが俺のショットガンシャッフルだァァぁ!!!!」


勢いで書き出したはいいが書いてる途中で面倒になったクソ創作に一刻も早くケリを付けようという強い思いが、五智の身体を貫いた。



五智「うおおおこの俺がァァ!!あやねるぅぅぅぅぅ!!!!」




ドカァァン




倒された五智 宇佐男の腹部からは、バンドリガールズパーティの美竹蘭ちゃんのスリーブがその顔を覗かせていた。



羽流「勝った…勝ったんだ…!


…い、いや、喜ぶのはまだ早い。忙しくなるのはこれからだ。いち早くこの吉報を全世界に届けよう!」








次の日



新聞「オバスリ警察陥落!なんと五智 宇佐男の萌えスリは美竹蘭ちゃんだった!」


傾く世論「わかる。美竹蘭ちゃん可愛い最高!」


世界中の皆「美竹蘭ちゃんがいればシャッフルとかもうどうでもいい。」




こうして世界は救われたのだ。




ガールズバンドパーティの美竹蘭ちゃんをよろしくお願いします!!



  1. 2018/07/23(月) 21:10:33|
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Hearthstone記事:彼氏にするならランキング




最近、知り合いの影響で久しぶりにハースストーンを遊んでいる。

2年半ほどのブランクを経て対峙する韓国ユーザーのエモート連打を見ながら、このところ毎日のように思うのだ。


面白い。


勿論ゲーム内容もそうだが、逐一キャラクターやカードごとに詳細な設定やその世界観における活躍が描かれており、物語としてみても結構面白いのだ。


2年半前はこの物語の側面を楽しむ間もなく、当時Tier1だった【アグロ卒論】に大敗。これの余波によりその後完全にハースストーンから離れてしまった。

激闘とも言える【アグロ卒論】とのマッチアップを終えると、卒業し、上京し、そして2年が過ぎた。


そして今、何かを求めるようにハースストーンを触る。


するとどうだ。


何故か、読んでいる。没頭している。2年半前には見向きもしなかったハースストーンの背景ストーリーに。


きっかけは一人の男。

彼の名はマルフュリオン・ストームレイジ。おんとし1万歳を超える誇り高きドルイドだ。

マルフュリオンのエモートを喰らうたび、触れるたび、優しくそして雄大なその人柄に惹かれていった。


カッコいい。優しい。


嗚呼。


彼氏になってくれんかな。






気付いたらマルフュリオンがどんな男なのか、背景ストーリーで学んでいた。

それだけではない。本当にマルフュリオンが最高の彼氏なのか。それを知るため他のヒーローの背景ストーリーを読み、知り、考察した。

そして完成した。ハースストーン彼氏にするならこの人を推したいランキング。



やっぱ、彼氏にするならーーーーー







………







〈7位〉:【ガロッシュ・ヘルスクリーム】


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いきなり最下位からの発表となるが、一番理想の彼氏から遠いのはこの男で間違いないだろう。

とにかく短気かつ好戦的な性格のため、デート中だろうがなんだろうが電車内で肩がぶつかる程度の事で《烈火の戦斧/Fiery War Axe》を装備し兼ねない。付き合うと常にハラハラや揉め事を抱えることになるに違いない。

また、その極度に排他的な思想と時折見せるサイコパスさが、ふとした思い付きで都市に爆弾を落とすようといった行為を平気で生むため、単純に人間性の面で大きな問題がある。

さらに言えば口も悪く、外食先の店員などはおろか一般人に対しても敬語・丁寧語を使用している場面を見た記憶が一切無い。


こんな自分を不利にするような言動しか取らない性格をしている癖に、いざ盤面を取られて不利になると《乱闘/Brawl》で全てを有耶無耶にし出すのでもう最悪である。


絶対に彼氏にしたくないヒーロー筆頭だ。







〈6位〉:【グルダン】


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デーモンに魂を売った悪のカリスマは低位置に着地。

やはり生粋のダークヒーロー。たとえ恋人と言えど、いつ《暗黒の契約/Dark Pact》や《地獄の炎/Hellfire》に巻き込まれるかわからない。ハースストーン界最大の危険な恋になるであろう点は、やはり大きなマイナスポイントだ。


また、背景ストーリーで伺える彼の慢心と先見性の無さは、今後仕事での出世において必ず足手まといになる。結婚を前提としたお付き合いを考える場合は、この点も忘れず留意したい。


そうは言ってもエモートで見せる
『お前の魂は我が物となろう!』
といった熱いアプローチや、
『感謝する。』
といったしっかりお礼を言えるギャップに揺れる女子もいるだろう。

その危うい恋の炎に抱かれるのも、実はアリなのかもしれない。







〈5位〉:【ウーサー・ライトブリンガー】


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シルバーハンド騎士団の初代パラディン殿は、大変お堅い人だ。

デートになっても聖堂かよくて図書館辺りに出掛けることになるだろう。この《剣竜騎乗/Spikeridged Steed》にも劣らないお堅さこそが彼をこの位置に紐付けた最大の減点ポイントである。

しかし、ビジネスシーンにおける有能さや彼の人柄の良さは、ストームウィンド王国史上最高の騎士だったと称されるそれが物語っている。


仕事への熱心さ故に度々振り回されることもあるだろうが、それも《月を食らうものバク/Baku the Mooneater》で強化されたヒーローパワーで休日出勤を要される幾人ものシルバーハンド騎士たちに比べればマシだろう。







〈4位〉:【アンドゥイン・リン】


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ストームウィンド王国の王子最大の魅力はなんと言ってもそのルックス。ヒーロー界随一のイケメンであることだ。

しかし、争いを好まずプリーストの道に進む優しい性格であるが故、反面男らしさを欠いている節があり、これを好まない女性も多い。


イケメンで性格もよく、その上大国の王子なのに4位とは如何なものかと思う方もいるかもしれないが、長い期間にわたる厳格な審査の結果付けられた順位であることを留意して頂きたい。


…。


『わぁっ…!』
『わぁっ…!』
\ドッガーン!/
『わぁっ…!』


はーーーー???イライライライライライライライライライライライライラ糞が死ね死ね死ね死ねイケメンやけど4位にしたろ







〈3位〉:【スロール】


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彼の賢さ、優しさ、そして強かさは、いつどんな時代の人々をも振り向かせることだろう。

また、原宿系ですら対面した瞬間、投了ボタンを押すであろうそのイかしたファッションセンス。そしてキモ可愛いがウケる現代においてその王道を行く『トーテム』への高い理解と実践。

これらがJK・JDを始めとした若い女性にモテる要因となるのは、《火山噴火/Volcano》を見るより明らかである。


また『オーバーロード』によって次のターンに疲れている彼を癒してあげたい系女子も少なくないだろう。普段は強い男を演じているのに、そういう所でふと弱さを見せるのを自然にやっているのがエグい。







〈2位〉:【マルフュリオン・ストームレイジ】


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彼最大の魅力はなんと言ってもその愛だ。

自然への愛、世界への愛、生き物への愛。

これらの溢れる愛こそ、彼の優しくそして雄大な人柄を形作る最大の要因だろう。

彼氏にしたとしても同様にその愛で貴方を包んでくれるに違いない。その愛は、貴方にとってルックス・出世・オスらしさのどれにも取って代われないものになるはずだ。


嗚呼、愛しのマルフュリオン。何故そんな貴方が2位なのか。

それは既に、彼が恋人持ちだからである…。

そう、何を隠そう彼はティランダ・ウィスパーウィンド(プリーストの追加ヒーロー)と1万年前から結ばれているのだ。

つまり彼と恋仲になるには、ティランダに《思念撃破/Mind Blast》を飛ばされる覚悟が無くてはならない。これこそが、彼が大変素晴らしい人ながらも彼氏として1番に推せない理由なのである。


ティランダめ。
これだからプリーストは……

いや、なんでもない。







〈1位〉:【レクサー】


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『お前を狩る!』

そんな熱いアプローチを繰り出す心優しき狩人こそ、彼氏にしたいヒーローNo.1のお方だ。


彼を1位に押し上げた彼の持つ最強の武器。それは《キャンドルショット/Candleshot》でも《イーグルホーン・ボウ/Eaglehorn Bow》でもない。

哀愁だ。

この哀愁こそがハースストーンヒーロー界最も彼氏にしたい男の持つ最強の武器なのである。

男の哀愁は男の色気を生み出し、また感情・人生経験の豊富さとその人の様々なモノを表してくれる。彼に漂う本物の哀愁は、様々な過去を待ち、孤高と獣のみを愛した彼だからこそ持っている特別なステータスなのだ。


また、多くの方が誤解をしているであろう彼のスマートさについても言及したい。

ゲームでエモートを喰らっているだけだと脳筋野生児みたいな印象が強いと思うが、その実背景ストーリーにおいては敵側の人間であるジェイナの言葉にもしっかり耳を傾け冷静な判断と行うといった、スマートかつ視野の広い人物として描かれている。

そう、レクサーはハースストーンヒーロー界においても指折りにスマートで大人な人物なのである。これは彼氏を選ぶ上でかなり高い加点要素なのは言うまでもない。


また下世話な上に勝手な推測だが、頭上だけにとどまらず、股間に相当ドデカい『秘策』をお持ちだと踏んでいる。おそらくヒーローの中では彼かスロールがトップを走る大きさだろう。こういうできる男達はイチモツもデカいのが通説だ。

この秘策中の秘策で『お前を狩る!』。これぞシークレットハンターがシークレットハンターたる所以だろう。いつしかその真相を《ギルニーアスの警部/Chief Inspector》で暴きたいものである。


『隠してるものを出しなさい!』







ーーーーーーーー







以上がハースストーン彼氏にしたいランキングだった。

今回はハースストーンの知識が浅い人でもわかるよう、メディヴ等の追加ヒーローを入れない基本ヒーローのみのランキングだったが、どうだっただろう。

勿論このランキングはあくまで私個人の見解であるため、そこは了承して頂きたい。

どれもキャラクターとしては非常に魅力的だ。特にスロールの背景ストーリーなんかは重厚でオススメ。

この記事で少しでもハースストーンの背景ストーリーに興味が沸いてくれたら幸いである。是非、誰を彼氏にするか考えながら読んで欲しい。


  1. 2018/07/13(金) 23:06:54|
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